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臨床研究について 2

『研究対象者の方へ』

腎尿路性器癌のPTEN遺伝子の解析による再発および予後予測に関する研究として、同意をいただいた上で既に採取した患者様の血液を 使用させていただきます。

【はじめに】

近年、疾患の診断、治療に多くのバイオマーカーが利用されています。今回調査する血清ANGPTL2は、健常人と比較して乳がん、卵巣がん、腎臓がん、肝細胞がん、子宮がん、にて上昇することが熊本大学分子遺伝学教室により見いだされており、卵巣がんにおいては血清ANGPTL2濃度値と生存期間が負の相関を示すこと、乳がんにおいては腫瘍の大きさ、浸潤度、悪性度、転移の有無と血清ANGPTL2濃度値が相関することがわかっています。このため、血清ANGPTL2濃度値は、がんの発症、進展と再発診断及び予後予知への新規マーカーとして有用である可能性があります。

本研究の目的は、九州大学病院泌尿器科で治療を行った腎尿路性器がん患者から得られた血清を用いて、腎尿路性器癌がん患者における血清中ANGPTLファミリー(2,3,4,6)濃度を測定し、血清ANGPTLファミリー濃度値と癌の進展と再発診断、および予後予知への応用について解析することです。

【研究内容】

当九州大学泌尿器科において2006年2月から2009年2月までに採取された血清を用いて、ELISA法にて ANGPTL濃度の測定を熊本大学大学院医学薬学研究部分子遺伝学分野で行います。この結果と患者様の背景を比較し、 ANGPTLファミリーが果たして尿路性器癌の再発診断や予後予知のマーカーとして使用できるかを検討します。

【研究期間】

研究を行う期間は2012年までと考えております。

【対象とする個人の人権擁護 】

個人情報の漏洩による不利益を防ぐため、研究成果を公表する際には個人が特定される形では公表いたしません。

【医学上の貢献】

本研究で、血清ANGPTL2とがん患者の臨床経過の関係が証明されれば、患者の医療選択に多大な貢献ができることが予想されます。

【研究機関】
1.九州大学病院 泌尿器科

教授 内藤 誠二
助教 立神 勝則
研究の役割 臨床データの解析


2.熊本大学大学院医学薬学研究部 分子遺伝学分野 

教授 尾池 雄一
研究員 遠藤 元誉
研究の役割 血清ANGPTL測定、データ解析

 

連絡先:〒812-8582 福岡市東区馬出3-1-1

         Tel 092-642-5603 Fax 092-642-5618



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